レアメタル備蓄に新機軸

　レアメタル価格の高騰と入手難が問題となっているが、このほど経済産業省が提案したレアメタルの備蓄制度に注目が集まっている。レアメタルは地球上に存在量が少ない金属元素の総称であるが、他の金属と合金を作ることによりこれまでにはない機能を発揮することができるものづくり大国日本には欠かせない資源であるが、途上国の経済成長による需要増や資源ナショナリズムにより価格の高騰が著しく、また安定入手も困難となっている。
　国策としてのレアメタルの備蓄はいくつかの方法があるが、買い付けて国内に備蓄しておく方法では投機筋の影響を受けやすく、硬貨に混ぜて流通させる方法ではいざ回収しようとする場合に貨幣の改鋳のコストが過大となってしまう。このため政府は積極的に備蓄を行うことはなく一部の企業のみに限られていた。　このほど発表された備蓄方法も政府が積極的に備蓄をするのではなく民活を利用する点で「小さな政府」の理念にかなうものだという。
　経済産業省は厚生労働省の黙認の元、あるある大辞典を復活させ日本テレワークの協力を得てレアメタルの健康効果を実証するふりをし、レアメタル製の健康アクセサリーを量産して普及させるという。とくにBSデジタルの高画質テレビショッピングなどを利用することでデジタル放送振興にもつなげるもくろみもあるという。
　またブレスレットやネックレスのみでは量が限られるため、肩に掛ける大数珠なども開発する。
　現在はゲルマニウムのみが健康アクセサリーとして普及しているが、金属リチウムなどほかのレアメタルでも健康アクセサリーを製作するという。しかし実際のテレビショッピング内で実験したところ、リチウム製アクセサリーを装備したダチョウ倶楽部の面々が「聞いてないよォ」との断末魔をあげて爆発炎上するなど実用化には課題も多い。
　もし備蓄したレアメタルを回収する場合には、捏造発覚を装い一気に市場から回収するという。10万円で買った物でも、2万円くらいでは下取りするなどといった良心的な施策により回収率を確保するという。

ゲルマニウムスリムローラー(フェイシャル用)

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